Modelaで基板加工 2. ガーバーデータを作る

前回は基板加工に必要な道具・素材について紹介しました.今回は基板の作成に必要なデータ(ガーバーデータ)の出力方法について説明します.

一般に基板を作成する際の流れは次のようになります.

回路図の作成->部品の配置->パターン・配線の決定->ガーバーデータの出力->基板作成

回路図の作成については,ここでは割愛します.次の部品の配置とパターン・配線の決定ですが,これを行う前に基板加工機の設定を基板設計CADに反映させる必要があります.Eagleの場合はDesign Rule Check, DRCで設定できます.今回重要なのは次のものです.

1.ワイヤ間の最小ギャップ:導線間がどの程度離れているかを示す量です.工具がスクエアエンドミルなら,最小値はエンドミルの直径,V字カッターの場合は切削深さによって変化します.この値が小さいほどパターンは密になりますが,高い加工精度と基板の密封が必要になります(ギャップにゴミが入った際にショートするため).
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2. ワイヤの最小幅:導線の幅です.値が小さいほど密な基板ができます.一方で通せる電流が小さくなるため,導線を流れる最大電流に応じて設定する必要があります.また,細いほど基板からはがれやすくなることにも留意してください.

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3. パッドの大きさ:パッドとはユニバーサル基板の穴の周りにある導電部分のことです.これが大きいほどハンダ付けが容易になり,基板からワイヤがはがれ難くなります.基本的に大きくて困ることはありません.

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僕が普段使っているModela用DRCファイルをGistにアップロードしました.ご自由にお使いください

ガーバーデータは基板を制作する際の中間ファイルです.ガーバーデータの出力方法についてはP版.comさんが丁寧に紹介してくれています.ただし,P版.comさんが作成する基板はプリント基板なので,Modelaで作る基板を加工方法が異なります.Modelaは切削でパターンを作るのに対し,プリント基板はエッチングでパターンを作ります.

次回はガーバーデータからGコード(ncコード)を出力します.

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