Modela で基板加工 3. Gコードを作る

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Gコード(NCコード)はCNCフライス盤や3Dプリンタで用いられる,工具やノズルを制御するためのデータです.中身は工具・ノズルをどのように動かすのかという情報が入っています.

今回は,前回作成したガーバーデータからGコードを作成していきます.今回使用するのはFlatCamというソフトウェアです.

はじめにFlatCamを起動し,ガーバーデータを読み込みます.初めに読み込むデータはcmpファイルかsolファイルです.cmpは表側,solは裏側のパターンのデータが入っています.今回は部品は表面実装するので,cmpファイルを読み込みます.
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読み込むと,このようにパターンが表示されます.
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デフォルトの単位はinchになっているのでこれをmmに変更します.[Projectタブ] の*.cmpを選択した状態で[Optionsタブ] に移動し,歯車の横のセレクタを[PROJECT OPTION] に変更します.この状態でその下のmmにチェックを入れると単位がmmに変更されます.

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[Selectedタブ] に移動し,[Tool dia.] (工具の直径)を変更します.[Generate Geometry]をクリックすると赤い線で切削箇所が表示されます.

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[Projectタブ]に*_isoファイルが追加されているので,これを選択して[Selectedタブ]に移動します.[Cut Z](工具の深さ)を設定し(画像は-0.3mm),[Generate] をクリックすると,青い線の工具のパスが作成されます.
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[Projectタブ]に*_cncファイルが追加されているので,これを選択し[Selectedタブ]に移動します. [Export G-code]をクリックすると,Gコートが作成されます.ファイルの拡張子はmodelaで認識できる[.nc]等にしてください.
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続いてドリル用のGcodeを作成します.まずShell(上のアイコンが並んでいるところのコマンドプロンプトのようなアイコン)を起動します.つづいて,[set_sys excellon_zeros T] というおまじないを入力してください.これを唱えないと,ドリルの位置がおかしくなります.
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つぎにExcellionファイル(.drd)を開きます.成功すると穴を空ける位置に赤い円が表示されます.drdファイルを選択し,[Slectedタブ]に移動します.
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[Cut Z]にドリルの深さを入力し(基板の厚さ+0.3mm程度),パスを作成するドリルを選択します([Tools]の[#]部分).僕の場合はいちいちドリルを交換するのが面倒なので,φ1.0のドリルでまとめて空けています.[Generate]をクリックすると工具のパスが作成されます.
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新しい*_cncファイルがファイルが作成されるので,先ほどと同じ要領でG-codeを作成します.
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[Warning!] ここからは基板の切り取りようのGコードを作成です.t1.6の基板の場合,数回に分けて(たとえば 0.4mm*4)エンドミルで削るべきですが,FlatCamにはこれを自動で行ってくれる機能はありません.無理にエンドミルで一度に切ろうとすると,基板やエンドミルの破損の危険性があり,また加工時の騒音が極めて大きくなります,個人的にはおすすめしません.僕の場合は,深めにV字にカットし切れ込みを入れて後で折ったり,バンドソーで切ったりしています.

方法としては,最初のcmpファイルを選択肢,[Selectedタブ]に移動します.[Board cutout]のパラメータを調整し,[Generate Geometory]をクリックします.赤い線でCutout用の工具の切削経路が表示されます.
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*_cutoutファイルが作成されるので,切削深さを設定し, [Generate] をクリックし工具のパスを作成します.
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後はこれまでどおりgcodeを出力します.
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以上でGcodeの作成は完了です.次回はいよいよ基板の加工です!

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